TRIANGLE〜恋の二等辺三角形〜

「何も隠す事ないじゃないか。心配してたならしてたって、安心したなら安心したって、伝えた方がいいよ」

真智子は和也と目を合わせず、力無く反論した。

「私は和也君と違うもん」

「うん」

和也は深く頷いて続ける。

「僕は浩ちゃんの“友達”だけど真智は“好きな人”だもん、違うよね」

「なっ……」

週末の天気予報の晴れマークのように彼女の顔が赤くなる。

「だからこそ二人とも憎まれ口きくっていうか」

真智子は和也を睨みつけた。

「……何が言いたいの?」

和也は彼女の脅すような睨みに怯むことなく、さらりと答えた。

「気になるんだろ?浩ちゃんの事」