俺は両親から差し入れされた、パックの緑茶をすすった。 いつもより倍、喉が乾く。 愛子がこの状況に陥ってるってだけじゃない。 他に・・・何か問題があるはず。 身近な幸せと裏表でセットになっているのは・・傍に居て見失う幸せ。 「・・・幸せにしてやれない・・・」 そうつぶやいた俺に愛子は・・・・。 「答えるわけねぇよな・・・寝てるもんな」 当たり前なのに。いちいち確認したくなる。どこまで愚かなんだ俺は。