「中塚様・・・時間です」



看護士が小さな声で呼びかけた。






「レン・・・・行って来ます・・―――!」





最後に微笑んでレンに・・・・。




しかし返事はなく、表情もなかった。




変に大きく跳ねる心臓を落ち着かせようと看護士さんをチラリ。