「梨依、おはよっ。
って、絵美と話してんの?
珍しいね。」


彩花が、吃驚しながら、近づいてきた。


「彩花、おはよ。」



てか、助かった。


「うん。
絵美、梨依に彼氏がいないのが不思議で。」


「そう?
誰でもいいやつよりよくない?」


彩花、嫌味ったらしく言わないでよ。


「もしかして、絵美のこと?
絵美は、選んでるよ。」


絵美は、彩花にムカついたようでいなくなった。


「彩花、波風はたてないでよ。」


私は、彩花に呆れていた。


「だって、ムカつくんだもん。
それに、梨依に話しかけたのだって周りの男にアピールのためよ。」


彩花は、なんか納得したように頷いていた。


私には、理解しがたい。


「私に話しかけたって、意味ないよ。」


「あんた、いい加減自覚しなよ。」



今度は、彩花が呆れてるし。