私が目を開けると不安そうにみんなが私を見ていた。


....死ねなかった。


ここは、病院かな?



私は、冷静だった。


薬、足りなかったかな?


じゃあ....


痛いかもしれないけど、あれしかないかな?


私は、ゆっくりと点滴針を抜いてベッドから出た。


みんなは、私がなにをするかわからなくて戸惑ってるみたいだ。


病室の扉を開けたら、走ればいい。


たぶん、私の進む道に邪魔な人はいない。


冷静に。


違和感ないように。


気づかれないように。


派手に飛び出してみたりなんかしたら、本当に死ねなくなる。