くるりと俺のほうを向いた美穂。



自慢の黒髪が水族館のライトの光なのか神秘的に見える。



「私が酔ったあの日、私何言った?



星野は私が来年、あの二人をくっつけることを言ったって言うことだけど私はそれだけじゃないと思う」



「ほんとにそれだけだって」



暗くてよかったと思う。



全然笑えていなかったと思うから。



これは言わない。



次の日、そう決めた。



だから・・・・・・・・・・・・