「まじさいあくー!」 駅のホームで親友の理沙がそう言った。 今日の合コンはハズレ。 ぜんっぜん良い男がいなかった。 「元気だしてー、次がんばろっ。」 「うん〜…ありがと、未來。」 理沙を見送ってあたしは駅のホームを出た。 あたしの家は駅から徒歩10分。 短いようで長いような道のりを歩いて帰った。