空はあたしの手を離して向かい合った。
一体なんなんだろう・・・。
「――――ごめん!!」
・・・・・・・・・・ぅ?
急に頭を下げて謝ってきた空。
あたしは何が何だか分からず、“え?え?”とか言いまくってる。
「そ、空?」
「マジごめん!!その怪我、俺のせいなんだ!」
「え?そう、なの?てかなんで分かるの?」
「~~~とりあえず、俺の所為なんだって!」
理由は言いたくないたらしく、言葉を曖昧に濁す。
気になるけど、聞いてほしくないみたいだから、一応納得した。
でも、なんで空の所為なんだろう・・・・・・。
確か長谷川さんが“人の男盗ったくせに”とか、言ってたけど、アレは事実じゃないし・・・。
「本当ごめんな。相当派手な喧嘩って聞いたんだけど」
「あぁ・・・まぁ、そこそこ?あたしも頭に血昇ちゃってさ。気づいたら長谷川さんの髪引っ張ってたから、ビックリ」
すると、突然空があたしの右頬に触れた。
「・・・・・・ぁの・・・?」
真っ直ぐ空の目を見れなくて、目を泳がす。
ヤバイ・・・・・・心臓ドキドキしてるし。
てか!なんで空相手にドキドキしなきゃなんないのよ!
あたしは必死に平然を装ってみるけど、すぐにそれを剥がされてしまう。
