階段を降りながら玄関に目をやると、
「えっっ!!?空じゃん!!」
あたしは玄関にいる空まで駆け寄って行った。
「なんでなんで空がいんのー?ビックリしたし!」
パタパタと陽気なスリッパの音とは反して、険しい顔つきの空。
「・・・・・・」
・・・・・・?なんで無言?
「空?どうしたの?」
すると空は大きな溜め息をついて、あたしの手首を掴んだ。
・・・え・・・?
「ちょっとこっち来て」
あたしの手を引いて、家から出て行く。
あたしはわけが分からず、呆気にとられながら付いて行った。
空が足を止めた場所は、あたしの家からすぐ見える、小さな公園。
ブランコと砂場、ジャングルジムだけって言う、本当にしょぼい。
