「やっ離してっ」
振り払おうとしても、渚には全然叶わない。
渚は教室の後ろから出ようとしてる・・・。
やだ・・・何処に行くの?
「なぎさ・・・っ!」
いくら呼んでも、止まるどころか、
こちらを振り向こうともしない。
「離してよ!!もうあたしに関わらないで!
渚なんか大っ嫌い!」
自分でも、ビックリするくらい、大きな声が出た。
あたしの声にやっと止まった渚。
それでも恐怖心は収まらない。
心臓が痛いくらいうるさい
すると、いきなり渚に両肩を掴まれ、
投げられるように後ろに突き飛ばされた。
視界が一気にぐらついて、あたしの体は少し浮いた。
ガタガタガタ!!!
あたしは背後にあったいくつかの机と衝突した。
机と机同士がぶつかって、激しい音が響き渡る。
あたしは、その場にしゃがみ込んだ。
