「おっ椿隣か!」 名前を呼ばれ、ぱっと右を見ると、空が自分の机をあたしの隣に置いていた。 「え、空あたしの隣?」 「おう、喜べよ~」 「え~~、最悪~」 「は!?」 「冗談だって!」 空は椅子に座りながら“本気だったか困るわ”と笑った。 心に比べたら物足りないけど、 空と一緒なら、まあいっか。 いや、こんなことを思ってしまっては、 数多くの空ファンに怒られてしまう。