大学生…ぐらいかな。 あたしより…年上だよなぁ。 かっこいい…より、可愛い…かな? あたしは彼の顔をボーっと見ていたが慌てて我に返った。 『あ、あー…えっと…ちょっと道に迷ってしまって… そしたら目の前にマンションがあったっていうか…』 あー…言葉があやふやすぎだよ…。 「それで、俺の後をついてきたんか」 『そうそう…って、え?』 あたしは彼の言葉に驚いた。 もしかして気づかれてたの。