いや… 普通のマンションの高さじゃない… はんぱないよ。 あたしはあまりのマンションの高さと大きさに呆然と見ていた。 本当に彼の後を追って来たんだよね。 あたしの頭が混乱してくる。 「誰?」 あたしがマンションの前でうろうろしていると後ろから声がした。 それと同時にあたしの体がビクッと震えた。 『あ…』 あたしが後ろを振り返るとさっきの彼だった。