そして自分の大切にしている話しを、私にしてくれたんだと思ったら、嬉しくなった。魚住の話しは朝まで続いて、そのうちに私はいつの間にか寝てしまったんだけど、朝と昼の中間くらいに起きて、その日は平日だったから、「仕事には行かなくていいの?」って聞いたら「昨日、辞めたんだ」って言われて、だからあんなに疲れた顔をしてたのかと思った。