あなたがあたしの頭をなでる。 「気づけなくて、ごめん」 ・・会社なのに あなたの顔が近づく。 「・・ん」 今までも社内で二人きりになると、制御できない自分がいて。 それに優しく答えてくれるあなたがいた。 「行こうか」 だけど、いつも終りの合図を出すのはあなた。 当たり前かもしれないけど、 切ない悲しい気持ちがそのたびにあたしの心を埋め尽くした。