「あと、ここまでお姫様だっこしてきた分」 そういってあたしの唇に渡辺くんの唇が触れた。 「・・ちょ・・・・っ」 「おれ、三上さんに一目ぼれしちゃったみたいです」 じゃあゆっくり休んで、と手をひらひらしながら渡辺くんは去って行った。 「なにそれ・・」 急にドキドキしすぎて、息が苦しくなった。 そのままベッドに倒れこんで、天井を見上げた。 渡辺 健人 22歳 三上 亜紀 25歳 年下なんてありえない、そう思った。