「ええ。彼女。
輝のマネージャーなの。」

「マネージャー?」

「正式には私の、
アシスタントかな。」

「そうだよね。
君ドラマ出ない?」

プロデューサーが聞いてきて、
私は驚いた。

「いいえ。
来栖さんの傍にいるのが、
1番好きです。」

「そっか。」

残念そうな顔をしながら、
プロデューサーは、
何処かに言った。

「ホッとした。」

「俺もだよ。」

私は驚いて振り向くと、
少し怒った輝がいた。