男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】





そろそろ30人ぐらい倒したかな?



さっき一発殴られた頬がイタイ。

あと腹もいてぇ。


殴ってる手もイタイし、ヅラずれそう。







ケンカってもっと楽しいものだと思ってた。




今気付いたけど、いっつも皇がいるから好き勝手に暴れられたんだな。


背中預けてたから、目の前の敵だけに集中してた。



組でのケンカは、人数が多いからもっと楽だ。





そもそも組同士の抗争は、殴ったりしないし。


銃声の音と硝煙と血の匂いが立ち込める、すんげぇ生臭い戦場だ。


こんなガキのケンカ場の、比じゃない。







だからかもしれない。












「・・・あ、UFO」


『えっ、マジで?!・・・っ!!』


「・・・あんたホントにバカだね」







だから気が緩んで、油断してたのかもしれない。






『い・・・った!!』





後頭部に鋭い痛み。


目の前が霞んでいく。






続けざまに頬とお腹にも痛みがくる。








こんなバカな罠に引っ掛かるなんて・・・