『そういえば翼。体調は大丈夫なのか??』


「あぁ、そういえば昨日お風呂場で倒れてたよね」


「そうっ!!いつ切り出そうか悩んでたんだ!!」


「俺風呂場で倒れたんだよね~っなんて話、自分からしねぇモンな」


『はいはい、聞いてあげるぞ~。どんどんお姉さんにお話なさい』




「なんかムカツクんですけど。

あのさ、昨日綾に言われて風呂沸かしに行ったじゃん?」


「・・・そうだっけ?」


『「綾ひでぇっ!!」』


『何がひどいって、お前のボケの進行度がひでぇ!!』


「違うよ、忘れられた俺に対してひどいでしょ!」


「今日はやけに翼が喋るな~」


「桜李が一番ひどい!!」


「で、なんで倒れてたのさ」


「あ?あ、あぁ。そんでな?

俺風呂場に入ったわけ。

したらさ、バラが置いてあったんだよ」


『何色だった??!』


「バラネタやたらと食いつくなっ!!

青だったけど・・・まぁ珍しいよな。


で、そのバラが浴槽ん中に入ってたわけ。

風呂沸かせねぇって思って、中に入ろうと思ったら、

ふっ・・・と目の前に、色白い男の子が現れたんだよっ!!!」



『「「「・・・・・・」」」』