「おい蓮条、祠堂はどうしたんだ?」


『知りません。バイク盗んでどっか行っちゃったんじゃないっすかね』


「懐かしいな~、あの頃は俺も無茶したもんだ」


『えっ、先生何歳…?!』


「25」


『年代ズレてる気がする!!』



っていうか、今でもしてそうで怖い!!




ガララララッ

「お~祠堂。やっと来たか」


「・・・・・・ねみぃ」


「寝てろ寝てろ。変なやつと班一緒になってもいいならな」


「「『えっ、どゆこと??!』」」


「そういうこと。おらてめぇら、席につけ!!」





制服がボロボロになった翼が、後ろの席へ戻ってくる。






「翼ちゃ~ん、元気ですかァ?」


「千歳・・・覚えてろよ。マサちゃんに浮気してること言ってやる」


「うそぉっ、待って待って!!それ無理!!ごめん、謝るからそれだけは!!もう二度としない!」


「先月もおんなじセリフ聞いた」


「マジ頼むよ~っ!!ばれたらヤバいんだって!!」


(じゃぁ遊ばなきゃいいのに…)


「それでも、女の子と遊びたいの~!!」


『腐ってんな』


「・・・卵が?」


『綾、無理に発言しなくていいからね。うん、寝てていいよ~』

「変なやつと班一緒になりたくねぇ」


『何の班のはな・・・ぶふぅ!!



いったぁぁぁ!!刺さった!!なんかおでこに刺さったぁぁぁ!!』


「大丈夫だよ、ちょっと血が出てるぐらい」


『そっかぁ、良かったぁ~

ッてよくねぇよ!!チョーク当たって出血大サービスって、どゆこと??!』



っていうか、先生の腕力疑うね!!