「やっぱり姫菜は分かりやすいなぁ!」
と歩美に言われてしまった。

「そんなつもりじゃないんだけどなぁ…」
自分じゃ全然気が付かないし…

「まっ!だから姫菜からかいがいがあるんだけどね!」
からかいがいがあるって…
「なんかそれどう反応していいか…」

「まぁ褒め言葉だよ!」
と歩美が言った。

「そうなの?じゃあ、ありがと?」 
とあたしは言った。

「どういたしまして!!」と歩美も言った。

「次の授業なんだっけ?」あたしは歩美に言った。

「多分…社会じゃない?」と歩美が答えた。

「マジかぁ…いやだなぁ…」

「まぁ戻ろうよ!姫菜も早く会いたいでしょ?」
とニヤニヤしながら言った。

「もう!そんな事言わないでょ!」