それでも、やっぱり何か言わなくちゃ…


「あの…」

思いきって裕也の顔を見てみると

真っ直ぐと私を見つめていた


「放課後…話がしたい。」


「え…」



“別に、佳奈を困らせたいわけじゃないんだ”


最後の言葉は弱々しくて…

でも

その瞳は真剣そのもので…

私は黙って頷く事しかできなかった