まただ。あの子と喋ってる。 あの子は隣の席の子。あたしとは正反対のタイプで。 笑ってる。はなしてる。たったそれだけなのに。 喋んないでって。 笑いあわないでって。 触れないでって。 思ってるだけで、肝心な時にあたしは何も出来ない。 それがどうしようもなく、悔しくて…… でも、それはあたしが本当にアイツのこと好きだからこそ、なんだろうな。