「青葉ここで待ってて車入れてくるから」
「うん」
先生がいなくなって美琴は先生のお勧めであるショップを外から眺めてみた。
すごく感じの良いお店でおしゃれなディスプレイを見ているとガラスに映った自分の姿を見ると制服でいることに気がついた。
どう見てもここは制服姿なんてつりあうわけもなくきっと浮きまくってしまうだろう・・・・
どうしょう・・・・・
着替えなんて持ってないし・・・・・・。
そんなことを悩んでいる美琴は背中をポンと叩かれ振り返ると先生がさわやかな笑顔で立っていた。
「さっ青葉入ろ」
「ちょっと待って先生、私制服だけどこんなおしゃれなお店に入っても大丈夫?浮かない?」
「大丈夫だよ、ここは俺の行きつけの店だから誰も何も言わないよ。さっ入ろう」
そういってまだ、入ることを躊躇している美琴の手を掴んでそのまま中に入っていった。
美琴は突然手を握られて顔が熱くなってしまった・・・・・。

