Lovely Teacher !～先生好きです！【完】

「助手席そっちだから、乗って！」


美琴は車の前で固まっていた。


乗ってといわれても一体どうやって乗るのかわからなかった。


「先生、あの～これどうやって乗るんですか？」


「ああ、ごめん今そっち行ってあけるから待ってて」


先生は助手席の方に来て車のドアを開けてくれた。


ドアは鳥が羽を広げたような形をして開いた。


先生がドアを開けると美琴は


「じゃ・・お邪魔します」


といって中に座った。ドアは今度は鳥が羽をたたむように静かに閉まった。