もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。




分からない単語があったかもな。


「帰るか」

「うん。今日は何にしようか?」

「そうだな……」


何を食べようか、と完全にジョンの存在を忘れて思案する。


『おいおい』

『あぁ………まだいたのか』

『ひでえな!』


わざとらしく泣きまでをする奴に俺は冷めた目を向けた。


『とりあえず、合コンなんかいかん。帰るからな』

『ちょ、雪那ちゃん、』

『雪那に触るな』


雪那の肩に触れようとしたジョンの手を払う。
ジョンは驚く。


『何、慧斗……』

『雪那は俺のだ』

『な、なんだよ彼女居たのかよ!!』


だったら早く言えよな!と軽く手を叩いたつもりだったが相当痛かったのかジョンは手を擦っている。


早く言えって聞かれたことないし。