――――――― ―――― 「慧斗さん、慧斗さん」 「あ?」 「ここは一体どこですか?」 バシバシ慧斗の背中を叩くと、慧斗はヘルメットを脱ぎながら見たら分かるだろ、と言う。 終わりがないくらいに広い横幅に高い天井。鉄の作りで見るからに倉庫だとは分かる。分かるのだけれど 「ここに何しに?」 「遊びに?」 「疑問系で返さないで……」 「まぁ、ついてこい」 くれば分かると、慧斗は何故かあたしの腰に手を回した。 ガラガラと重そうな扉を片手で開ける。すると、耳に飛び込んできた幾多の声。