今度は何?


「お前、俺見てどう思う?」

「……へ?」

「いいから」


格好いい系の彼がおかしなことを聞いてきた。


俺見てどう思うって言われても……


「格好いい顔だと思いますよ?あ、あたしは顔よりあなたの声の方が好きですけど」


顔より、声。


「それだけ?」

「?他に何かありますか?……あー、一匹狼みたいな雰囲気は感じれますけど?」


彼の頭のてっぺんから足まで見てからあたしはそう言った。
すると、可愛い系の彼が満足そうに頷いた。