「治りかけたと思ったら
 また新しい痣…(笑)」

「大丈夫なの?」


本気で心配する片岡に
少し胸がきゅんとした。


「あ、片岡ってさ
 彼女いるんだね」

「え…なんで知ってんの」

「この間見ちゃった
 ラブラブしてんの」

「うっわ、はず」

「あはは」



話しやすくて優しくて
たまに見せる笑顔が素敵で
自分でも気づいてなかったと
思うけど、多分きっと
初めて話したこの日から

君が私の中で
大切な存在になっていた。