ふいにスティークがこちらに目を向けた。



「あっ…」



思わず声をあげてしまったラナは、慌ててその口をふさいだ。



「ぷっ…」



そんなラナの様子に、思わずスティークは吹き出してしまう。



可愛いな、素直にそう思う…



「何?もしかして見とれてたの?俺に」

「えッ」



スティークの言葉に益々赤くなるラナに、更に笑いがこみ上げる。



「もう…からかわないでください」

「すまない」



そう言った時、再び見つめ合う視線…



「あの…」