私が答えに戸惑ってるのとは裏腹に黒崎君が口を開いた。 「答えは?Yes?No?」 どうしよう。 私はまだ黒埼君のなんにも知らない。 誕生日も、好きなものも嫌いなものも。 私がこんな完璧な人と付き合ってもいいのかな? すると黒崎君の手がゆっくりと伸びてきて私の頬に触れた。 「俺がお前のこと大切にしてやるから。 俺じゃ・・・・・・駄目か?」 黒崎君なら・・・・・・・いいかもしれない。 無意識に私は答えていた。