「あっち行こー?」 美亜が指差した方向。 それはプールだった。 あたしの学校のプールは、水泳部と2年生しか使わない。 今はちょうど誰もいないし、タイミング良い♪ 「プール…!?」 「そー。さっさと行くよ」 逃げようとしたって無駄だよ? 逃げ場なんて無いし。 それに… 助けてくれる人なんていないから。 自業自得だよ。