確かにあたし...美亜達を本気で友達と思ったことがなかった。 なかったよ―。 それも見抜かれてたの? 優梨ちゃんにも、雅ちゃんにも...、美亜達にも。 「やぁだ、図星じゃ~ん。キモッ」 甲高い声で未来ちゃんが笑った。 でも、あたしの心の声までには聞こえなかった。 聞きたくなかった。 誰の声も。 もう...どうだっていい。 「じゃあ、次はあたしね」