掴まれた髪の毛。 痛くて意識が飛びそう。 「一回目は、優梨ちゃん」 そう言った未来ちゃんが、優梨ちゃんにはさみを渡す。 「許さないから」 はっきりとそう言って、あたしの髪を切った。 でも、それはほんのひと部分。 まだ、始まったばかりなんだ... 「じゃあ、次はあたしね」 ... 「逃げられると思うな」 パサッ... 儚く落ちる。 オチル...