「あ、次理科じゃん。移動しようよ」 「いいよー」 「ほっとこーよ、こんなの」 クラスのみんなは次々と教室を出ていく。 あたしは動けなかった。 動く気がなかった。 …辛い気持ちでいっぱいだった。 「…行かなきゃ」 一人つぶやき、ゆっくり理科室に行った。 もう授業は始まってる。 どっちにしろ、怒られるしなぁ… ガラッ 「…遅れました」 あちこちで忍び笑いが聞こえた。 バカにしてるような笑い声。