お母さんは困った顔をした。
そりゃあ、いきなり聞かれても困るよね…。
「友達と一緒にしたらどう?」
やっぱり、お母さんもそう思うんだ。
てか、それでいいんだ。
あたしも思ってたんだよね。
「うん…それでもいいかなぁ?」
「瑠璃がいいならね」
ぶっちゃけアイを誘ったのも半ば本気だったけどあんな反応されてさ。
もういいや。
明日聞いてみよ。
―…あたし、気付かなかった。
もう遅かったってことに。
だってもう、あたしに『仲間』など、いなかったのだから。
この日。
この日が運命の分かれ道だったのかな。
それとも…
あたしが中1からしてきたいじめ。
必然だったのかな…?