暇だし、クラス表でも見よう。




「げっ…最悪」



あたしは思わず声を漏らした。
嫌なヤツがいたから。



そいつの名前は清水あいり(シミズアイリ)。
さっきまで気付かなかったよ…。



うざくて嫌いだけどまあいいか。



―今はこんな気分でいられたんだ。
嫌いになっても関わらなければいい。



それで済んでたんだ。


これからもそうだと思ってた。



だけど、いつからだろう。





関わらなければいいんだって思ってた自分を壊したのは…。











それさえも、忘れてしまったんだ。