…ホテルとか…… ラブホテル…? ……… それはまずいだろ 「家、行かせて貰います」 あたしはキッパリそう言った 「りょーかい」 萩原さんはクスクス笑ってハンドルを握った あたしは少々ドキドキしながら前を向く すると、突然萩原さんが、あたしにかけた背広を取った 「え!?」 思わず、萩原さんを見る 萩原さんはじっとあたしの体を見ていた …何……かな? 恥ずかしいんだけど… 「…怪我とかしてないみたいだね」 萩原さんは再び背広をあたしにかけて言った