「こ、これは…」 あたしが言い澱んでいると、突然背中に何かかけられた 「それ、着てて」 それは、萩原さんの背広だった あたしはゆっくり立ち上がる 「ありがと…」 萩原さんは少し息が乱れていた …必死で探してくれたのかな そう思っていると、あたしが走ってきた方向から誰かが走ってきた 「おい! クソ女ぁ!!」 …健だ 萩原さんは、あたしを自分の後ろに隠した