暗くて誰か分からない 「…誰?」 ここは、店の駐車場だけど、人が少ない 「…夏琉だよな?」 声は低くて、男のものだとすぐ分かった だけど、男の知り合いは、兄弟か萩原さんくらいしかいない だんだん男の顔が見えてくる 「…久しぶりじゃね? こんなとこで何してんの?」 …他に知ってるとすれば 「まさか…彼氏とデート中?」 中学校のときの友達と 「…健……」 三年前の憎い男くらいだ