「そうなんだ あ、着いたよ」 元カレのことは、あんまり思い出したくないみたいだし… 水族館、楽しもうじゃないかっ! 「あの…さ……」 俺は車から降りて夏琉ちゃんに声をかける 「ん?」 キョトン、とした顔で俺を見る夏琉ちゃん 「ここ、有名だから人が多いんだ」 だから… 「はぐれたら、まずいから手つながない?」 さっき、拒まれたからな~… あれはちょっときつかった 「え…」 うわー… 困ってる……