夜空と夜桜






「そうなんだ





あ、着いたよ」





元カレのことは、あんまり思い出したくないみたいだし…





水族館、楽しもうじゃないかっ!





「あの…さ……」





俺は車から降りて夏琉ちゃんに声をかける





「ん?」





キョトン、とした顔で俺を見る夏琉ちゃん





「ここ、有名だから人が多いんだ」





だから…





「はぐれたら、まずいから手つながない?」





さっき、拒まれたからな~…





あれはちょっときつかった





「え…」





うわー…





困ってる……