「雰囲気がキモいって…… 酷くない? どんな女の子にも優しくしないとダメだよ?」 加奈美のキモさを表そうと頑張っていると、隣からクスクスと笑い声が聞こえた 「……笑ってる夏琉ちゃんも、結構酷いと俺は思うよ? てか、優しくはしてるよ!? 一応、客だしね」 何か、急に笑うようになったな…… 寝て、警戒心がなくなったかな? 「もぅ… あたしは酷くないよ! 仕事以外では優しくしないんだ?」 笑いすぎて出た涙を指で拭いながらそう言った 夏琉ちゃん…ヤバイって…… 上目遣いで見んなよ…