「ぎゃああああ!!近寄らないで!!触らないで!!」 沙耶はそう言って俺から離れた。 「何でそんなに俺のこと避ける訳?」 俺は首を傾げて言った。 「そんなのアンタが嫌いだからに決まってるでしょ!!それ以外に何があるのよ!?」 沙耶は声を張り上げて言った。 「静かにしよーよ。図書室は静かにする場所でしょ?」