思わず背中に手を回し、ギュッと抱き付いた。 「私、素直になれたかな?」 「ああ」 「なら……良かった」 「沙耶、好きだよ」 二階堂君はそう呟き、私の唇に甘いキスを落とした。 私の恋のお相手は……俺様で、ちょっと意地悪な王子様。 これからも、ずっと大好き。 ◇The End◆