◇side剛史◆







「……ねー。ちょっといーかな?」


昼休み。中庭に居ると、誰かに話し掛けられた。



?!


えっ!?




この声ってまさか―――

俺は声のする方に振り返った。




……ガタンッ!!


後ろに振り返った途端、ベンチから勢いよく落ちた。