図書室に着いた私はその場で座り込んだ。 「はあ……」 思わずため息が零れた。 あんな猫かぶり王子の……どこがいいのよ。 俺様だし、上から目線だし、しつこいし。 性格だって、サイテーサイアクだし。 そんなヤツの……どこがいいのよ。 みんな……頭おかしいんじゃないの。