「それで?俺様に何をさせようと企んでやがる?」 「わたくしは、あなたに防護魔法を叩き込もうと思っているのですわ。来たる時に備えまして……ね。」 「防護魔法か……ククッ。思わず笑っちまうくらい、俺様には似合わねえ魔法だな。……来たる時っつうのは?」 「あなたの兄が反乱を起こした時、ですわ。恐らくそれは、そう遠くはない未来に起こりますわよ。」 ロールは憂うように、クレイから目を背けた。 閻魔はロールとクレイの顔を交互に見つめながら、成り行きを見守っている。