いやだ!いやだ! 気持ち悪い! 私はそう思いながら全速力で逃げた. まっすぐ走り、角を曲がり、またまっすぐ走り、角を曲がり いつしか体が暖まってきた.寒いという感情を消えないのだけれど ・・・もうなんなの??・・・やめてよ 恐怖と絶望感で涙がでてきた 誰かまともな人はいないのだろうか・・・ そしてまた私は後ろに気配を感じる. いやだ・・・!――――いやだ! 一瞬で振り返り、一瞬で誰かわかった またあいつだ