現実俺様彼氏。





「なんや、誠妬いとんのかあ~?」




田崎さんは東條さんをからかうように言った。




「見たまんまを言っただけだ、妬くわけないだろう?」




東條さんの目が本気だった。




私はその目から逃げたくて席を立った。




「急用思い出しちゃった…!!」




私は食堂から逃げるように出た。




丁度よく、すぐトイレがあったから入った。




鏡を見ると泣きそうな顔。




なんて顔してるんだ、私。




「…ッ、」




涙が止まらない。




私は我慢出来ずに泣いた。