あれから1ヶ月が経って仕事にもようやく慣れてきた。 でも、未だに東條さんには慣れていない。 そして、気になること。 それは、透が東條さんを目で追っていること。 すごい気になる。 入社したばかりの時に言いかけていた、 「東條さんは私の…」 あの時のことを翌日に聞いても、 「…あれ?なんだっけ?」 と、忘れてしまっていた透。 はぐらかしているのか、単に忘れてしまっていたのか… そして、そんな透を目で追う私。 日に日に気になっていく一方だった。